とてもうるさい

文章を書く練習だけども公開メモ置き場かも

現れては消える注意喚起と春の夜の夢

4/24追記: どうも「ツイステプラス」の定義を探している方の検索に引っ掛かってるっぽいので。そもそも「○○プラス」はどういう作品を指すのかについて。

説明できませ〜〜〜〜ん。

正直「多分こういうのだと思うよ」っていう個人的な「印象」の話ならできなくはないんですが。根拠ゼロで昔からあるかのようにマナー語る人達と同じになっちゃうからなぁ。すみませんね。
そういう人達と殴り合うには手段選ばず「根拠」を引っ張ってきて強い主語で叩き返すべきだとも思うんですが。

下でも書いているんですが、「○○プラス」はツイッター大喜利が発祥っぽい上、そのタグで昔から遊んでいる「当事者」の方達による「こういうものです!」っていう紹介がどうにも見つけられないんですよ。おそらく最初は本当に内輪ネタで互いに説明し合う必要も無かった為。マナーサイトも初心者向け解説サイトも無い。

なので、わりと後から発見した(確か2014年あたり)側の私が「説明」しようとするとダイレクトに他の方の「作品」(2012年あたり)を引っ張ってくることになってしまいかねず、ちょーっとどころでなく憚られる。いやだって趣味の二次創作って外から「批評」される前提では出して無いでしょ。「暴力」になっちゃうよ。

というわけで、まあ、本当に本当に個人的な「印象」を述べるなら。多分、夢……的な何か……だと、思うんだけど……そもそも夢の定義から最近怪しいからナァ……名前変換無いところで流行ったり「夢女子」が流行ったりね……個人サイトのオタクには難しすぎる……。

なので、「ツイステプラスって何……?」と悩んでいる方には「残念だったな! 私にも分からない! 一緒に悩もうぜ!」以外言うことが無いです。

(追記: 長くてもいい人向け後から書いた「ツイステプラスについて」詳細版
「夢」タグは誰のもの?/ツイステッド夢ジャンル覚え書き - とてもうるさい

その点踏まえて以下の投稿時ver.も良かったらどうぞ。


↓↓↓↓


ツイステッドワンダーランドのプレイを継続させています。

「ディズニーオタクだからってヴィランズキャラ売り箱売りアイコン消費にあっさりハマると思ったら大間違いでしてよ!!!!*1」って心構えで、あくまで「様子見」としてはじめて、このままプレイしつつ元ネタの拾い方なんかにケチつけるめんどくさいオタクになり果ててしまうんだろうなぁ……と、どこか途方に暮れた気持ちでいたんですが、気付いたら某ピックアップをSSR確定まで回していました。ガチャ確率確認は様子見に入りますか? 文句言うのをすぐやめれるかっていったら微妙なんですけど。っていうか三章、三章〜〜〜〜出てくるんか〜〜〜〜い。

感想をまともにまとめることは多分まあ無いんですが、周回(プレイ)が続くぐらいには楽しんでいますよと。「お姫様不在の王子様」の話(つまりハンス救済夢小説)とかやってほしい気持ちは正直めちゃくちゃあるんですけど、まあまあ。あとどうせディズニー悪役(モチーフ)ソシャゲで合法的にdoing 夢小説するならタマトアやイアーゴみたいなキャラも欲しかったんですけど、まあまあ、まあまあ。今後に期待ということで。


で、タイトル、本題なんですが。

ツイステ絡みですっっっっっっっっっっっっっごい勢いで大量の注意喚起ツイートが回ってくる。
そしてすぐ消える。
一回togetterで注意喚起まとめ作ってあげようかな(見やすいように)と思ったぐらい見た。実際togetterにログインしてツイート検索したらいくつか消えていたので代わりにこれを書いているんですが。*2

同ジャンルかじってるが全然そんなことないぜ!
夢でも見たんじゃないか!?

という方もいらっしゃることでしょう。
ここで私が言う「注意喚起」とは、「長文をしたためたメモ帳のスクショでされる『お願い』ツイート」のことです。大体「マナー」や「ローカルルール」啓蒙。

そしてそれが盛んに行われている「界隈」というのが勿論、夢! …………というか……男女CP、というか……むしろ主人公攻め/受け、というか…………あのへん。

まんま「刀剣乱舞審神者が陥ったあれ」っていうのが個人的に一番手っ取り早い説明なんですけど、伝わらない人にはマジで伝わらないと思われるので、解説を試みますね。
審神者の乱の記事まだ書けてなくてごめんね。混乱してるの。


埒が明かないので色々な腹を決めつつはっきり出しちゃうと、今現在、「ツイステプラス」というタグがツイッターでめちゃくちゃ流行っています。
ツイッター公式の基準がよく分からない「話題」検索で目についたのをいくつか見てもらえれば「どういうものか」はなんとなく分かるかと。概ねああいうやつです。
この「ツイステ」部分が「ツイステッドワンダーランド」の略なのは皆様ご承知のことと思うのですが、「プラス」部分がどこから来たかといえば「ラブプラス」説が唯一にして最も有力です。

リアルタイムで知っている人がどのくらいいるかちょっと不安なんですが、かつてツイッターではこんな大喜利が賑わったことがあるんですよ。

togetter.com

おじプラスです。
一番古そうなまとめを引っ張ってきたつもりなんですけどこれ発端なのかな〜他にもあるのかな〜どうなんでしょ。
一番差し障り無さそう(一次創作前提だろうし)なのがおじプラスっていうだけで、二次創作でもいっぱいあるんですよこの「なんとかプラス」タグ大喜利。とりあえず2012年は確認できた。2012年っていうと……ねっ!(目配せ)
こういう「なんとかプラス」でタグつけて大喜利してキュンキュンしてキャッキャするという流れが、とにかくこのあたりから「自然に」できていたのではないかと。

ついでにバラしちゃうとこの記事

hmhmhkr.hatenablog.com

で伏せた「タグ」こそ、この「#なんとかプラス」形式のタグのことです。
ごめんねツイステがあまりにバズってるから伏せるのなんか馬鹿らしくなってきた。やっぱり説明しづらいし夢小説史(?)的に外せないし。っていうか注意喚起でさえ四桁RTって隠れるも何も無くない?*3

「覚え書き」記事でも書いたように、私はこの「なんとかプラス」界隈については正直よく分かりません!
恋愛シミュレーションゲームパロが「発端」なのは確からしいし、「夢」とかぶってるとこもあるけど、完全一致かは……う〜〜〜〜ん?

あくまで私が見てきた「傾向」の話なのですが、プラスタグメイン使いの人ってプロフィールに「プラス書きます」と書いてはあっても、「夢小説が好きです」というのは書いてあったり無かったりまちまちだったのです。ただ「夢小説が大好き!」みたいなプロフィールの私がハッシュタグ・なんとかプラスで投稿してもおそらくふつーーーーに、反応くれたりフォローくれたりしていたので、多分、あんまり、拘るところでもはっきり決めているところでもないのかなと、勝手に思っていました。

そもそもツイッター大喜利が発端みたいなものだし、ルールらしいルールとかマナーとか決めれるものでもないんだろうなぁと勝手に思い込んで、ほのぼの楽しくやっていていいなぁとかも思っていたんですけど。


ツイステはそのプラスタグの使い方について「こうすべき!」とか「ああすべき!」とかがめっっっっっっちゃ回ってくるんですよね……………………。
そして何か言及しようかな? と思っているとすぐ消える。春の夜の夢のごとし。

実のところ他ジャンルでも「プラスタグに投稿されるのは本来こういう夢作品であるべき!」というのを、ちょこちょこ見てはいるんですよ。刀剣乱舞や松の後ぐらいからかな。プラスも人口増えてるんだなぁとか、でもプラスってそもそも自然発生的だしマナーサイト文化無い時代のものだし明文化された信じられるマナー・ルールってどこにもないんじゃ……とその頃から思っていたんですけど。まあ、数ジャンルに一度見れるか見れないか、ぐらいのものだったんですよ。あんまりジャンルかぶってなかったのもあると思うんですが。
とにかく「お! やってる?」って言うぐらいの暇はあった。

それがツイステは次から次へと新しい「こうしてください!」が流れてくる。追いつけねぇ。久々に浴びる覇権ジャンルの濁流にすっかりのまれてしまっている。さながら掃除魔法に失敗した魔法使いの弟子の気分だぜ。

そして何か言ってやろうかなと思う頃には消えてる。だからこんな寝言みたいな文章しか書けない。*4


この突発覇権ジャンル特有というにはちょっと面白……特殊過ぎるように思われる状況に、一応の考察を試みつつ、やーっと先に約束した「解説」も絡めるんですが。

多分、本来……というか、他のジャンルなら「創作監督生」なり「オリジナル監督生」なり「(※ストーリー上のという意図)監督生受け」なり「夢小説・夢絵・夢創作」なりに自然と分かれるだろう皆々様が、よりにもよって「ツイステプラス」タグに一挙に集約してしまってバグってるのが現状だと思うんですよね。

いやほんとなんでプラスタグに集ったの?

作品そのものが特大地雷になるかもしれない……と警戒しまくってたせいで今回夢っぽい二次創作ウォッチングを完全にサボってしまった(っていうかまさかそんな流行るとは)のですが、「ツイステファンアート」っていうタグがあるのは認識していました。

だから、

なんか雰囲気似てる「ツイステプラス」タグも、似たようなものと解釈されて一気に広まったんじゃないかなぁ……とか。

ごめんよく分かんないんだって。

もうちょっと有識者っぽそうな語り方をすると、夢小説が表に出始めているってのと、突如発生した超巨大ジャンルがかぶったせいじゃないかなと。

おそらく最初に「ツイステプラス」タグを使っていたのは以前他のジャンルでも「なんとかプラス」タグを使っていた方でしょう。それが何度目か何人目か何RT目かで、これまでプラスタグを使ったことのない人の目にも触れ、そのままふわっとした認識で使われふわっとした広がり方をした、とか!

ね!

ツイステが所謂「主人公≒あなた」ゲーかつ主人公描写控えめなのも関係しているのだと思います。

夢勢が「主人公≒俺/お前」のつもりで「ツイステプラス」タグつけて投稿したのが男女CP勢とかにはこう……ね……ね?(とても皆まで言い難いけどめちゃくちゃありそうなすれ違い)

とにかく様々な要因が重なって奇跡のツイステプラス大爆発が起こってしまったのではないかと。大変なことですね。*5

で、その大爆発をなんとかしたい! と思っちゃうと人は四枚スクショに駆り立てられるのかなぁと。私がスクショに収めるのを放棄する代わりに、ぐだぐだまとまらない長文を書き続ける自由を得ているようにね。

まあね、普通というか、夢小説とそれを愛する愉快な仲間たちの間ならまだね、話半分だろうと何代にも渡って語られた毒吐きネットマナーとか、村の掟とか、そういう「スクショのお手本」があります。

でも、プラスタグってどうあがいても「ツイッター発祥」なので、古来より受け継がれたhtmlの文献が圧倒的に不足しているのです。

そんな状態で「四枚スクショ」をツイッターという大海原へ無防備に流すとどうなるか。
「ソースは?」の嵐に襲われるわけです。

今も残っている注意喚起ツイートのリプライツリーをのぞいてみると、どうもめちゃくちゃ丁寧にRT後言及やら引用RTやらマシュマロやらに反応して、訂正を付け加えたりもしているっぽい。だからちょっとまとめ(見てこれ! って明示し)難い。他人に自我を押し付け通す自信が無い人はツイッターで「啓蒙」なんてしない方がいいですよ。壊れます。他人に自我を躊躇わず押し付けられる人もどうかと思いますが。いつも元気そう。

つまりよっぽど神経が太い人以外「親切心」でやるものじゃないんですよ。スクショ四枚ツイートは。

注意喚起ツイートが流れるそばから消えていくのって、そういうことかなぁ、とか。考えていたわけです。春ですね。*6


ちなみにツイステは公式サイトトップ>お問い合わせ(FAQ)>その他に二次創作についての項目が既にあるので、本当に二次創作するのが不安ならこういった胡乱なオタクのブログ読む前にそっちや利用規約確認した方がいいですよ。



5/2追記: ツリーで補足してた分

【某非公式商業アンソロの話】

非公式商業アンソロの話だしジャンルはっきりしちゃうから最初は入れてなかったんだけども。多分これ気になる人いるだろうしツイートでは出してたので。

なんとかプラスタグの語源について「あれじゃないの?」と思った人向け補足。これ( http://www.comicbox.co.jp/jr/comics/index.cgi?cmd=dp&num=436&dp= )が出たのが2013年4月。ツイッターの詳細検索でこれ以前にこのアンソロ名の言及無いかも確認したのでこれが最初なのは多分間違いない。

ちなみに当該ジャンルのなんとかプラスタグが2012年の投稿確認できたやつです(伏せた意味が無くなっていく……)
ただこのシリーズが出るようになってから所謂一人称視点夢漫画が増えたような気もするので。こっちからの影響もあるのかも。

単に順番で言うならプラスタグ(ツイッター大喜利)のが早いなと思ったので投稿時はあの書き方でした。

ついでにその確認したツイッター詳細検索。期間は大喜利流行り始めからアンソロ出る次の日まで。

アンソロ名タグ
https://twitter.com/search?q=%23%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%82%B7%20until%3A2013-04-25%20since%3A2011-10-31&src=typed_query

アンソロ名真ん中分け
https://twitter.com/search?q=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%80%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%82%B7%20until%3A2013-04-25%20since%3A2011-10-31&src=typed_query&f=live

アンソロ名カタカナのみフル表記
https://twitter.com/search?q=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%82%B7%20until%3A2013-04-25%20since%3A2011-10-31&src=typed_query

*1:好きになるディズニーキャラ悪役率高めではある

*2:ここまででお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが一応断りを入れておくと、この記事を書いている人は女性向け同人の過剰な自粛ルールと注意喚起に生まれ故郷を滅ぼされたと思い込んでいるので、いつになく物言いが意地悪です。共感も理解も遠慮はいりませんし何なら同情してください。

*3:これは暴言

*4:これは言い訳

*5:ちなみに私は「審神者ってわざわざ夢かオリキャラか分ける必要ある?(名前のある無し外見ある無しなんかはキャプションで補足すれば良くない?)」論者なので、監督生もそんな分ける必要ある……? と思いたいところなんですが、プラスタグに全部集まってるのはまあまあ複雑だったり。ともかく夢っぽいタグだと思ってたからね……。話は変わるけど「NL」って言葉は嫌い。男女CPと公式CPと世に蔓延る異性愛規範の区別がつかない人達に故郷の村を燃やされているので。

*6:なんかいい感じに〆れてしまったので「そもそも夢小説が『ある』前提で学級会が起こるのすごくない!?(刀の時は女審神者の存在から許されない勢いだったよ!?)」とかの話はまたにします。またやるのかなぁ? いやでもツイッター支部に夢あるのに慣れているだろう世代から夢小説は隠れろ論出てくるの不思議〜とかの話もしたい。なんで?

私的2010年代夢小説覚え書き

でっかいのか小さいのか分からないタイトルをつけちゃったぜ……へへ……。

ふたつ前の記事で思いがけずひっそりしていた頃*1の話ができた(今までやろうかどうしようか悩んでいたのでいいキッカケでした)ので、「夢小説の2015年以降」の話もざっくりですが残しておこうと思います。

例の配信タグ絡みでされていたこちらのツイート


に勝手ながら(FF外)説明つけたいなぁ……完全に間違ってるわけじゃないけど完全に正しいってわけでもないしなぁ個人的に、とも、思っていたのですが。
(※個人的に己のブログ方針に思うところあり取り消しました/2204)

夢小説の前提からやるか……?

松とかトリプルフェイスとかの話もついでにするか……?


というわけで目次


なのだけど、ちょっとかなり時間がかかってしまって全部一気には無理そうなので記事分けます。これはとりあえず前提。でも続き出せるか分かんない。しかもぶっちゃけほとんど「断り書き」的な内容。これだけになっても何らかの「意味」はあると信じて――!
めちゃめちゃ長い上に当ブログ比かなり「感情」がはみ出しています。拾い読み斜め読みに対応している自信がない。ゆっくり読んでね!

前提―2014年あたりまで

閉鎖的インターネット交流に行き詰まりを感じつつも完全にオープンなSNSに馴染むのも難しかった夢小説の2010年代前半について。

私は一応オルゴールが鳴っていたPCサイトの記憶とかも無くは無いのですが、その時期ってほんと縦横無尽に読み専してただけで「空気」みたいなものとかなんっっっっにも分かっていなかったし、というか正直全然交流とかしていないタイプだからケータイサイト以降も色々怪しいし、ツイッターも既に「空気」が出来上がっていて何故そうなったかとかよく分かっていないところも多いので、です……。

これはあくまで私の私的な覚え書きです。ブログ書いちゃったから補足説明した方がいいなと思って書いてはいるのだけど。個人の考え個人的な記録です。観測範囲は限られていますしうろ覚えもありますし偏見や「意図」もあります。下でもおそらく何度も書くんですが「こういうのもあるのか」程度でよろしくお願いします。

やっぱり「夢」は隠れている

説明するとは言ったけど説明できないことがいっぱいありますという断り書き。

前回の記事で「隠れている」のは過去形みたいな書き方をしましたが、あれは刷り込みです。
より正確には「隠れている」ところと、「表に出ている」ところがあります。
ピクシブツイッター、このはてなのようなコミュニティ要素のあるブログや、他様々なSNSに出てきている夢小説愛好家がいるのはご覧の通り事実ですし、その数は年々増えているように思いますが、まだ……というのも変なんですけど、「検索避け済個人サイト」をメインの活動の場としている夢小説愛好家も現役です。というかおそらくダブルスタンダード両方やっている夢小説愛好家もいると思う。何故なら私がそうだから。

なので、個人サイト時代のルール、つまり「検索避けをしてジャンル外の目に触れないようにすべし」「同好サイトにのみリンクを許可す」が適用されている個人サイトが、まあまあ、かなり、あります。所謂「お呪いタグ」以上の対策が施されている場合もあります。「資料」として使えそうなマナーサイトや啓蒙サイトでもそういうところがあり、つまり、

ソースを出したくとも出せない情報もあるので、話半分の程よろしくお願いします……。

そもそも私自身もひっそり時代を生きてきた人間ですし、ダブスタ(個人サイトは相互フォローになってから♡)なので、たとえ検索にかかっていても、放置広告が出ていたとしても、「同好同士のみでのシェア」を前提としているっぽいサイトをこんなインターネット荒野に引きずり出してしまうのはかな〜〜〜〜り抵抗があります。気持ち的に。どうしようもなく。だからこれまでもあんまり突っ込んだ話はしていなかったりするし、色々省いていたりするし。
まあまたちょっとして意識変わったらリンク有り版も書くかもですが。

とりあえずは他の気まぐれな夢小説愛好家がこの記事に気付いて補足訂正してくれることを願って。他力本願寺参り。

個人サイトは現役

ピクシブツイッターに出てくる前は夢小説はどこにあったの?
って素朴な疑問にお答え!

勿論個人サイトです!!!!

まあ実は他にも色々あるんですけど詳しくは後で。

上でも書いたように2014年まで、何なら2019年の今も現役ですね。今はジャンルによってはSNSからみんな帰ってこないな……と感じないでもないですが。
同人サーチやケータイサイト向けのランキングで今も管理されているところも勿論あります。有り難い限り。検索避けも大体はされているんじゃないかな〜。最近新しくできたところではツイッターにURLをのせているところもありますが。

何度か言っているけど私も個人サイト持っていますしね。更新もして……る……一応……サイト見ている人にはこれ私って気付いてもそっとしておいてほしい気持ちもかなりある息抜きですごめん!

夢絵はちょっと専門外で分からないところもあるんだけど。個人サイトだと画像の展示って中々に面倒くさそうだし。

ピクシブツイッターがわーきゃーしてる頃、個人サイトも多分概ね似たようなジャンルでわーきゃーしていましたよと。

ツイッターの夢「っぽい」文化

でも、2014年時点でツイッターで「流行っている」夢「っぽい」文化もあるんですよ。

自然発生的に広まったと思われる「主に一人称視点でキャラと私あるいはキャラとあなたを綴る」専用の「タグ」が……あるんですけど……。
これも名前出していいか分からないんだよな…………。
私もこの「タグ」の界隈はたまにお邪魔するって感じで発祥も流行も常に把握しているわけじゃないし、何かやっぱり内部で色々決まり事があるっぽいし、ジャンル名もじったりして公式の情報見たい人の検索にかからないようにしようという意図が見られるので……。

それなのに何故ブログに取り上げるかっていうと、結構無視できない存在感を放ってずっとあるからです。

もうちょっとこう、確信に触れない感じの説明をすると、「ナントカカントカ(※仮称)」って恋愛シミュレーションゲームの「パロディタグ」が一時期ツイッターで流行ったと思うのですが、あのへんから適当な「ジャンル略称+そのゲームのパロディであることを表す単語」でタグを作ってツイートする流れが(特に企画とかで流行らせたわけでもなく)脈々と続いているんですよ。
ツイートの内容はというとまあ普通に140字に収まる短い夢小説だったり(ツイノベっぽい感じ)、夢漫画だったり、単に「キャラと/に/を/が○○したい/されたい/してほしい/みたい/しそう」という文体でのツイートだったり、「こういうシチュエーションが萌える!」だったりするわけです。あと長文リンクが貼ってあったり。
つまりざっくり「夢っぽい」ツイート全般。
このタグで検索するとこういうツイートがたくさん出てくる。アカウントを見ると定期投稿をしている人もいる。サイトがそのままツイッターに来た感じ。というか決まったタグがついていること以外は他の二次創作とあまり変わらない感じですかね。

そして何でさっきから「っぽい」をつけているかというと、夢なのかどうかよく分からないからです……。

タグをなさっている方が「夢」を併記する場合もありますが、書いてない場合もあるし、わざわざ「夢」じゃなくあの名称で独立しているってことはもしかして「夢」とは違う……? みたいな。まあジャンル外だからよく分からないんですけど。

よく分からないけど夢っぽいのがツイッターにある(昔からあった)のは確かだし、よく分からないけどなんかいいなぁって話です。

サイトが違うと何にも分かんない

上と似たような話で蛇足的なんですが、私は個人サイトのそれもガラケー向けを一番よく見ていたので、他の「夢小説」については何にも分かりませんし、見るとこ偏りがちな夢小説愛好家はそういうところあるんじゃないかな〜?と想像します。

ピクシブも「ちゃんと」見始めたのは14年とかなので、小説機能実装当初からピクシブに夢小説を投稿している方々の空気感とか分かりませんし、ぶっちゃけ今もピクシブの夢小説は「なんかすごい」ぐらいの認識です。(流行ってるジャンルがあまりかぶらなくて……)

それでもピクシブに夢小説があったしあるのは確かです。

実は「夢小説」と検索すると出てくる検索避けのない投稿サイト(おそらく2014年以前も稼働)もあります。有名どころだと「占いツクール」とかね。
私はこのへんも通っていないのでさっぱり分からないんです。どういうジャンルが人気でどういう空気感で短いのがいいのか長いのがいいのか会話文がウケるのかタイトルはポエムがいいのか説明がいいのか嫌われは流行ってるのか成り代わりは主流なのか感想は記名でもらったら感想で返したほうがいいのか、とか。分かんないです。ちゃんと見たことないので。上げたのも全部想像なので全然別のとこに差異があるのかもしれないし。ジャンルは旬とかは変わらないんじゃと思うけど。

分かんないけど、どうやらそこに夢小説があるのは確からしい、というのは知っている。聞いたことあるから。でも、分かんないものは分かんない。見てないし知らないので。

名前変換があっても無くても、検索避けがあっても無くても、あるところには夢小説があるし、夢小説というからには夢小説なんでしょうきっと。ただ、見ていないサイトのことは分からないんですよ。という念押し。
私の場合下手するとPC向け個人サイトのレイアウト流行の変遷とかも知らないんですよ。あんまり見ていなかったので。
「夢小説が好きです」と公言(というほど大々的でもないが)してはいるけどね!
見ていないものは知らないから常識や前提をそこに合わされても困る。

ので、私の書いている話はあくまで「検索避け済ケータイ向け個人サイト(それも各サービス内公開ランキングとかはあまり見ていない)を中心とした(たまにPCサイトや一部SNS夢文化観測録」ということを改めてご留意くださいな。

用語説明

あくまでこのブログ・記事・私の言葉の使い方の解説です。後述しますが他で通じるとは限らないので読む間だけ覚えておいてもらえれば。
この記事では「二次創作の夢小説の諸々」についてのみ扱います。

夢小説
詳しい意味は次やその次の項で。私は夢小説が好きすぎるあまり(あとなんかキャッチーな気がして)夢文化全体を指す言葉としても使ったりする(夢小説文明とか)ので、適宜適当に判断しつつ読んでください。いきなり用語説明の意味無くしてごめん。

夢絵・夢漫画
夢小説のイラスト・漫画版のことだったり夢小説の挿絵のことだったり。
ツイッターでよく見るやつだと一人称視点・画面の向こうから「こちら」へ話しかけているような絵や「キャラ君/ちゃん/さんと僕/私(あなた)」みたいなキャプションのついた絵日記・漫画なんかがイメージとして近いかなと。作者がそう認識しているかはともかく。
あとはっきり「これ」って言えるのは当たり前だけど作者が「夢絵・漫画です」と言って出した既存キャラとモブ・オリキャラ・手だけ・目隠れとのイラスト・漫画等。

夢創作
上二つ他夢コス(好きなキャラクターのコスプレをした人になりきりでデートしてもらったり写真撮らせてもらったりするあれ)とか夢なんとか(思いつかなかった)とか、とにかく夢っぽい創作物・創作活動全般のこと。さっきさらっと使っちゃった「夢文化」は夢創作の流通のこと……かな……?(フィーリングで増やしたごめん)

夢概念
念の為上と分けときます。こっちは「夢女子になっちゃう」ツイート(※後述)とかも含む感じ。

夢界隈
うっかり使いがちだけど「夢創作愛好家たち」の意だったり、「夢概念に触れている人たち」の意だったり、「私の観測範囲」の意だったりする。ごめん。なるべく避けるけどこれも念の為。

夢主
夢小説の主人公の意。大体は名前変換ができて、大体は原作にいない二次創作者のオリジナルキャラクター。例外もあるし異説もある。読み方は不明。

名前変換
小説内の作者が予め設定した文字列を、読者が好きな文字列に変換して読める仕組みのこと。大体の場合変換しなくても読める。作り手はホームページ作成サービスに機能として用意されているものを利用したり*2、配布スクリプトを借りたりして実装させます。夢小説独自のものとしてか「夢小説機能」と呼ばれることも。ツイッターまわりだとぷらいべったーさんにこの機能があります。ピクシブにはない。
夢小説では主に夢主の名字や名前を変換するのに使われますが、サイトによってはあだ名通り名友達ペット所属部隊なんかの名前も変換させてくれたり。つまり考えようによってはなんでもできるし、文字列変換機能さえあれば「夢小説」ができるわけです。
ちなみによく界隈問わずネタにされる#name1#っていうのはおそらくナノ*3系列の小説機能での「名前変換用タグ」です。#name1#と作者が入力した部分が、読者が読むときには設定した言葉と置き換わるという。
詳しくは後述しますが名前変換こそ夢小説の「核」とみなされることもあります。

自己投影
これの説明が一番難しいんですけど……夢創作愛好界隈での……独特の意味があるんです。
①読者・受け取り手の自己投影
前提として、読者が夢小説・夢漫画なんかで描かれる「主人公」を「これは自分だ」と思える夢創作こそ良い夢創作という価値観があり、この文脈で「自己投影派・自己投影向き」というと「この夢小説の主人公はあなた(読者)です」という意味になります。一人称視点のゲーム的なことを小説や漫画でやる試みといえば通じるかな……? まずこれがひとつ。
②作者の自己投影
これがハチャメチャに誤解招きそうなんですけど、作者が、自分で「これの主人公は私である」と宣言しているということです。「自己投影派です」の意味が「この夢小説の主人公は私(自分)です」という。夢小説が日記だったりするわけです。
①と②は全然違う! と仰る方もいれば、①であり②であるという方もいらっしゃるのですが……共通するのはどちらも意味は違えど「自己投影」という言葉を肯定的にかつ奨励すべきものと捉えている点です。
しかしまた一方で、オタク間で悪口として使われる「自己投影」*4*5も普通に意味が通ったりしないでもない(なんでだろうね……)ので。もう。めちゃめちゃややこしい。
「作品への感想」とは限らない、カテゴリとして機能してもいる(その中で混同も起きているけど)、自己投影が作者を指しているとは限らない、夢創作は受け取り手に自己投影させるものという考え方がある、とだけ。

余談―夢小説関連ワードの意味は夢小説愛好家が一番よく分かっていなかったりする

夢界隈には「名前変換小説」という言葉もあります。
「名前を変換できる小説」のことであろうと、誰だって思うので、「夢小説」と概ね同じ意味で使われることもあるんですが、この言葉を「夢小説内の小カテゴリ」として扱う方や、あるいは逆に「名前変換小説内の小カテゴリが夢小説」する方もいらっしゃいます。

まずもうこの時点で大カテゴリがどっちか分からないじゃないですか?
分からないんですよ。

更に、「これは名前変換小説、これは夢小説」とする基準が、恋愛要素のある/なしだったり、夢主にどのくらい自己投影しやすいかどうか*6だったりします。

なんか分け方が二通りありましたね?
多分もっとあるんですよ。

夢小説の関連用語ってそもそもこういったケースが統一の機会もなくまあまあ結構あって、あるの…………。

もう一つ個人的な体験談も出すと、以前「夢女子」にアンケートを促すツイートを見かけたのですが、その中に「夢子」という言葉があり、不肖夢小説愛好歴10年ぐらいの私は「どういう意味!?!?!?!?」と激しく動揺しましたね。全く、さっぱり、意味がわからなかったし、見たこともなかった。夢小説10年は読んでいるのに。
どうやらデフォルト名*7であったり、「夢主」と近い意味であったりするらしいのですが、まだイマイチ血肉になった感がない(実例をあまり見れていない)し、使うとこでは結構前から使われていたらしいとも聞いて、本当にびっくりしました……夢小説に、10年、現役で触れているはずなのに……私は夢小説のことをまだ何も知らない……。

そういう感じで、閉鎖的故にちょっとコミュニティが違うと全然言葉が通じない、みたいなことが夢界隈内でも頻発します。

こんな感じで、夢小説愛好家同士が常に滞りなく意思疎通できていると思います?

ご想像にお任せします。

「夢小説」と「ドリーム小説

ズバリいくぜ! 夢小説とは何か! ドドン!
こんな時のウィキペディア

ドリーム小説です!!!!

夢小説は、その概念・システム普及当初は「ドリーム小説」という呼び方がメジャーでした。こっちの方が馴染みがあるしピンと来るという人もいるかもしれない。私が触れた時には既に「夢小説」だったので、いつから「ドリーム」が「夢」になったのかなど詳しいことは分かりませんが。とりあえずウィキから引用してみると、「ドリーム小説」とは。

ドリーム小説(ドリームしょうせつ)とは、主にウェブ上で公開されている、特定の登場人物の名前を読者が自由に設定して読むことの出来る小説である[1]。読者が閲覧前にクッキーやJavaScriptなどで名前を登録しておくことにより、小説内の特定の人物の名前が登録した名前に変換されて表示される。夢小説(ゆめしょうせつ)、ドリー夢(ドリーむ)、ドリ小(ドリしょう)、名前変換小説などと呼ばれることもある。2000年頃に生まれたとされる[2]。


とのことです。「主にウェブ上で公開されている、特定の登場人物の名前を読者が自由に設定して読むことの出来る小説である」が大事そうですね。天下のウィキペディアの一行目ですからね。こういうところは大事なことは大体一行目に書いてある。
これが概ねの共通見解ということなのでしょう。きっと。

でもね。覚えておいででしょうか。

ピクシブに夢小説、たくさん投稿されている(2019年現在)じゃないですか。
ピクシブに、名前変換、無いじゃないですか……!

一体どういうことなのか。ジャングルに向かう前にピクシブ百科にあたってみましょうか。

夢小説です!!!!

なんてこったそもそも項目名がちげぇや。
この夢小説の編集履歴を辛抱強〜く遡ると(なんでこんなに頻繁に編集が……?)記事が作成されたのは2010年。つまり2010年あたりには「夢小説」という呼び方がメジャーだったということ、と思っていいと思う、多分。
こちらも頭を引用してみると(※記事編集時の最終バージョン)

オリジナルキャラクターと架空のキャラクターの交流を描く、創作小説の一種。


名前変換一文字も出てきてないわね……ちょっとびっくりしたわ……。
それでも一応「概要」部分や「pixivでの夢小説」部分を見ると

多くの場合は、版権キャラクターとオリジナルキャラクター(夢主人公の略称・夢主と呼ばれる)の交流が書かれる二次創作の一種である(一次創作・完全オリジナルは後述)。cookieJavaScriptによって夢主の名前を読者が自由に変換することができるシステムが出来たことにより急激に普及した。

pixivの小説投稿機能には名前変換機能が存在しないため、名前変換機能を利用するには、「Dreamlet」等のブックマークレットを利用する必要がある。現在投稿されている作品は夢主の名前が本文中に登場しないもの、夢主の名前が固定されているもののどちらからである場合がほとんどである。


と、記述はあるにはあるのですが、ウィキのそれとは大分扱いの大きさが違うような。
念の為最初期のバージョン( https://dic.pixiv.net/history/view/152763 )からも

多くの場合、読者がヒロインになったつもりで読め、夢のような体験をさせてくれる類の小説。


いやこれしか書いてない……薄々思ってはいたけど自由だなピクシブ百科……。

そもそもピクシブに名前変換機能がない、のに、ピクシブにも夢小説はある、ということからこのような書き方しかできなかったのではという推理もできるのですが、ウィキの方には「歴史」部分にこのような記述もありました。

ドリーム小説変換ツール「DreamMaker」の配布と共に急激に普及した。


ドリーム小説変換ツール」「DreamMaker」

ドリーム小説」のラベルの由来、もしかして、このへん……?

と、拙速に結論へ至ることに不安を覚えたので念の為「ゆめこうさつぶ!」を読み返してみました。(PDF配布されています)

こちらの4ページ目から5ページ目にかけて、「夢小説の誕生」の項。

 二〇〇一年五月に設立されたドリーム・メーカー支援サイト(④)には以下のような記述が残されています。
「ドリー夢3小説とは、LLS の管理人ちーこさんが最初に考案された新感覚の小説です。」4


考案者いらっしゃいましたね……!
更に5ページ目「夢小説の普及」から。

最古のドリーム小説ウェブリングは二〇〇〇年九月に作られた「ドリーム小説ウェブリング」6(③)であると思われます。設立一ヶ月後の二〇〇〇年一〇月の時点でのサイト登録数は三十五件、半年後の二〇〇一年三月にも登録数は九十七件にとどまっていましたが、更に五ヶ月後の二〇〇一年八月には実に五百八十五件のサイトが登録されています。このデータによれば二〇〇一年三月~八月の間に爆発的にサイト数が増加しており、これは二〇〇一年四月にドリーム・メーカーが公開されたことに伴う急速な普及であると考えるのが自然ではないでしょうか。


とのこと。
どうやら「DreamMakerという名称の名前変換ツールと『ドリーム小説』というラベルはセットで広まった」と見て良さそう。

ドリーム小説」と「名前変換」は分かち難いものであるようなのです。

が、

「二次オリ」とのあわすぎる境

ひっそり〜の記事では想定していた対象(ピクシブ夢小説を知っている)的に不要かなと思って省いてしまったのですが、「名前が固定されたオリキャラが出てくる夢小説」は、以前から普通にあります。

ピクシブの最初期どころか、おそらくはピクシブに小説機能ができるより前からあります。だって読んだことある。ブログで。*8ヤプログとかだったと思う。

私が読み始めた頃には既にカテゴリのひとつとして確立している風でもあったので、少なくとも10年は遡れます。それよりもっと前からあってもおかしくはないと思います。

でも、それでも、上のウィキペディアのように暗に、あるいはもっとはっきり「夢小説には名前変換が必須」とする主張があるんです。

というかおそらく名前固定派*9が名前変換重視派の視界に入り続けるからずっとされているのだと思います……自明ならそこまではっきり言ったり不思議がったりする*10必要無いしね……。

ちょっと自分語りを多めにするんですけど、実を言うと私こそ名前固定オリキャラ*11を夢小説と思って夢小説に触れてしまった方の人間でして。

むしろ正直なところ、名前変換原理主義派閥の感覚が全然分からないところがあるというか、きっとかなり温度差があり、だから今までこのへんの話を避けていたところもあるのですが……。
おそらく、「原作にいないオリキャラが出てくる二次創作は全て夢!」とすると何が一番困るかって、二次オリと区別がつかなくなることではないかなと愚考します。

生粋の夢小説愛好家である私はほとんど全く二次オリに触れてこなかったので具体的な説明はできないのですが、この記事では「二次オリ」を「二次創作者のオリジナルキャラクターを出す二次創作全般」ぐらいの意味で取り扱います。

元々、ドリーム小説はこの「二次オリ」内の一ジャンルであるわけです。そのジャンルの特異性は「名前変換」に代表され、これによって「他の二次オリ」と問題なく区別される、と。そのドリーム小説が他の二次オリも囲い込むような真似をするのは些か傲慢にすぎる振る舞いであると、多分こういう感じ。

…………じゃあ別に、「自分が書いた二次創作のオリキャラ小説」を「夢小説」と言うのはよくない?(小声)
他の人に迷惑かけているわけでもあるまいし(小声)

って思っちゃうんですよ私は〜〜〜〜〜〜だから触れなかったのこの話〜〜〜〜〜〜!

二次オリ大都会で生まれ育った人の二次オリ小説が夢小説とならないことぐらい分かります。それは分かりますよ。だからだったら「私」は良くない!?!?

またあとで説明するところなんですけど……ほんとこのへんが厄介で……厄介で……とにかく夢小説っていってる名前変換のないオリキャラ夢小説はある。あります。二次オリとは違う。でもその「違い」を作者の宣告以外のどこに定めたらいいかが分からない!

でも、だからといって、分類にエラーを来すからって少なくとも10年は結構な数保って存在する派閥をまるごと無視して切り捨てるのはいくらなんでも「雑」じゃない!?!?!?

実は前の項目では引用するばかりで私自身の「夢小説定義」を出していなかったり。だってほんと難しいんだもん……何年か悩んでいるから勘弁してくれ……。

言うなれば「名前変換があるから夢小説」というよりかは「名前変換が無いと作者が自分で言ってくれない限り『これは夢小説!』とするのは難しい」って立場ですかね……。あくまで私は。まあ「夢っぽい」と感じる要素は個人的に色々あったり無かったりするんですけど。これも書けば長くなるしフィーリングでしかないとこも多いので。とにかくそんなぱっきり言い切れるものじゃないってだけ。

「自己投影」「名前変換」「オリキャラ」についてはもうちょっとくどくど書いてはいたんですけど、あまりに書きすぎて永遠に終わらなさそうだったのでここも記事分けます。いつか出せたら番外編で。

一旦まとめ―そもそも「夢」って何なんだよ

まあ、はい。ここまで説明っぽいことしてみたんですけど、散々断りもしていたように私は夢小説のことなーーーーーーーーーんにもわかんねーーーーーーーーですわ。夢小説と10年はかかわっているはずだけど分かんないことしかない。むしろ日々分からないことが増えていく。分からん。

まず「夢小説」と言ったときにどこからどこまで指すのか分からない。私は二次創作に限って名前変換とオリキャラの話をくどくどしましたけど、そのへんぶっとばして恋愛要素(それも男女間に限っていたり)でもって「夢小説っぽい」と宣う人とかもいますしね。言うなら言うでせめてどういう意図で言ったのか説明してくれ〜いい加減にしてくれ〜。

そして「夢女子」「夢女」という「クラスタ」は更に分からん。用語説明で省いたのはその為。続きの記事書けたらそっちでもうちょっと切り込むつもりだけども、この二つの言葉、必ずしも「夢小説愛好家」を指すとは限らないようで、なんか、気軽に、使いにくいんですよ個人的に。
どうもグッズ無限収集勢や単にガチ恋勢(夢小説を必要とするとは限らない)を含むこともあったりなかったりするらしく、っていうかむしろ「原義」というか「夢見る乙女」的なニュアンスで使われているのか? という。分かんない。分かんないことをもうちょっと詳しく後で書きたいけど。
ちなみにこのブログで使ってるときは言及元に合わせた形です。(そういう言葉を使っている人に見つけてほしい)

同じ言葉に派閥違い主張主義信念違いが同居しすぎている上に全然全く擦り合わせができていない。個々人ではなんか雰囲気で分かりあえそうか判断するしかない。してる。

上に、隠れていたからしょっちゅう外から雑なことを言われる。

だからといって外向けに説明・訂正しようとすると派閥違いから「それはおかしい」と言われる。(言う)*12

は…………はわ……はわわっ。

だから、そもそも、夢小説について何か書こうとするのがわりと「あれ」なところがあるんですけど、私のざっくりすぎる記事がアーカイブ扱いされてるところをうっかり見てしまったので、もうちょっと、丁寧にやった方がいいなと。これも耐えきれずざっくりですけども。

次は書けたらとうらぶの住み分けの話とかしたいのですが、とりあえず、夢は中にいる人間にも切り分け・カテゴリ分けどころか定義付けさえ不可能なところが多すぎるし、勿論一枚岩なわけもないし、なんかふわっと適当にいい感じにやっていると覚えておいてもらえれば。よく分からないけど何かある。それだけ。続けば続く。

*1:あくまで「私」が知る範囲なのでおそらく夢小説の歴史全体的にはかなり最近&限定的かつ「これ後世に残していいことある……?」みたいな話はいくつか省いています。まだちょっと怖い。

*2:ケータイ向けのホームページ作成サービスには大体備わっていました

*3:ガラケー向けホームページ作成サービス。現在はスマホ・PC対応

*4:心理学用語じゃない方。「これは作者の願望を反映させたに違いない!」みたいなことを言いたい時に使う。話者自身の短絡的な読み解きの自白を促してもいる。

*5:ちゃんとやろうとすると長くなるし逸れるからざっくりでいくんだけど、そもそも創作物を通して作者や読者の姿が見えることはわりと必然な面(創作とは対話であるため)もあるし好みじゃないとか面白くないとかは大体「自己投影が透けてる」以外に理由があるから批判・悪口語彙は豊かさを保ちたいね。

*6:この尺度についてはそのうち詳しく説明したい

*7:読者が名前変換機能を使わない場合に表示される「初期設定名」のこと。名字名前だったりなんかいい感じの人名だったり記号だったり権兵衛だったり色々。名前変換機能が無いことを「デフォ名有り」と言ったりもする。

*8:ちなみに今はブログに名前変換をつけられるツールが配布されてたりもします。

*9:名前変換を使わない人たち

*10:こうさつぶさんのピクシブ夢小説についての項のこと

*11:オリキャラ夢主といったり「固定名がある」といったりします。

*12:オンラインにしか記録がない(既にない)のをいいことに存在を元から無かったことにされる場合もあるので。

後出しジャンケン:そもそも「限界夢女」だなんて言ってほしくなかったよ

前の記事で戦略的に省いた部分で〜す。

前の記事自体、本当に真剣に「隠れたいと思っている」人にはかなり余計なお世話というか、意地悪なこと言ってるよな〜まあ「隠れたい」に「他人を巻き込む」のはどうかと思うから出しちゃお、そのへんの説明はそのうちってことで! え〜い☆的に雑なとこがまあまああるやつなんですが、それよりも更にもう一段階「いやそんなこと言われても」になるだろう話です。

 

夢女子・夢小説の枕詞に「地獄」とか「限界」とかつけるの考え直さない…………?

 

もうほんとこれだけだしポジショントークなのは明らかだろうからポジショントークだよ! と宣言しつつ進めるのだけど。

 

個人的に「地獄の夢小説」とか「限界夢女子」とかの言い回しを見ている時の気持ち、まあまあ「夢小説は黒歴史」とかの物言いを聞かされているときと近いところにあるんです…………。

お気持ちでの言葉狩りか? 本より先に自分を燃やそうと言うのか? と言われたら返す言葉も無いのだけど、そもそもその使ってる言葉の意味ちゃんと考えたことある? っていう話です。

より正確には、それらの言葉と夢小説・夢女子という言葉をセットで使うことで受け手に「夢小説・夢女子」についてどういった印象を与えるのか考えたことある? という。

 

これは前の記事でちょっと触りつつ別の記事でも書こうかなと思っていたことなんですが、夢小説やら夢女子やらがツイッターで観測されるようになってまだ日が浅いじゃないですか。

夢小説が古代文明扱いされたツイートが容易にバズったり「夢女子」や「夢女子になっちゃう」がネットミーム的に扱われるぐらいには浅い。ニコニコ大百科に「夢女子」の項目できたのなんて2018年ですってよ。

夢が「外」に認識されるようになったのはかなり最近なんです。

 

そんな「外」から「我々」への認識がまだ確定していないだろう時期に、積極的に「自虐」ともとられかねない言い回しを多用したら、どう思われると思う……?

 

という、だけの、話なのですが……どう?

 

ついでに、マジの自虐で言っているのなら、楽しんでもらうつもりで自信を持って出しているのに逃げ道作る必要無くない? とマジのアドバイスもしたくなってしまうのですが。

 

単に「誇張表現」なら余計なお世話ごめんなソーリーだし、でもだったら「良い方」使ってもいいんじゃとか。「至高の」とか「神の」とか「空前絶後の」とか「全米が泣いた」とか「100万回泣ける」とか。とにかく極端なことを言えばいいんでしょ? 知らんけど。

 

もし、これを読むあなたの内心に「夢女子・夢小説は日陰であるべき」とか「夢女子・夢小説はネタとして出していくべき」とかの意識があるのだとしたら、それはそれで仕方がないし、「内心」は自由なものだし、そこに私は当たり前のように何の文句もなければ無理に変えてやろうとも思わない(だって無理だろうし)けど、「発言」してしまった以上は、「外」に出て他に見られる最早「内に収まってはいないもの」だから、私はその「個人的な自由な発言」に陰湿なケチ(ポジティブさの方を前面に出せ……)をこれまた自由につけるし、できるのなら、言ってしまう前に立ち止まってもらったなら嬉しいなと思う次第。

意識して敢えてやってるならそれはそれでお互いに喧嘩をするだけだしね。私はこれで売りました。どうぞ。

 

すご〜く矛盾していることを言っているよな〜と思いつつこういう主張もありますよの意味で。

 

ひっそり夢女と古代夢小説文明の思い出

思い出せシリーズ〜夢女子と地獄の閉鎖インターネットの巻〜


「夢女子はひっそりしたいのに……引きずり出すなんて酷い!」


等と宣うオープンツイッターアカウントを見たショックで口が閉じなくなってしまったのでこの記事を書いています。

私は一介の夢女*1です。
夢小説歴はおそらく10年……いく……? もしかするとそれプラスもう数年。個人サイトもやっていて、今のサイトは三年(サイトにある一番古いジャンルは6年前)ぐらい、その前にもいくつかケータイサイトを運営していました。ツイッターは2013年からは確実にやっていて、それ以前はちょっとあやふや、他の夢女子さん等と絡むようになったのは多分14年あたり。

そんな私から見た「ひっそりしている夢女子」の思い出話を、ちょっとだけさせていただこうと思います。

あくまで思い出話であり、尚かつ地獄*2です。「回帰しよう!」ではなく「ここに回帰したいって正気で言ってる……?」です。

ちょっと後に引きすぎるなと思う地獄エピソードは独断と偏見に基づき省いています。「あれがない!」「ここが違うぞ!」とか言う前にちょっと立ち止まってね。結構わざとやっている。訂正補足記事は待ってまーす。ひよっこだから肌感覚で分かんないところもあるしね。アーカイブ外に出していこうぜ。

じゃあ行くぞ!


ひっそり夢女の思い出その①

ツイッターの鍵を開ける者は夢の者にあらず


これ。まずこれ。もうこれ。ずっっっっっっっっとこれだった。

ツイッターの鍵を開けるとそれ「だけ」で村八分にされる界隈があったんですよ……………………。

えっちな話をしているからとかジャンルが子供向けだからとか実在人物消費に繋がり兼ねないからとかは、一切! 関係なく! 夢小説とか夢絵とか夢ツイートとかやっていると、一律で、それだけで「鍵はしめるべき」とされていたのです!

この「鍵をしめべき」がどう伝わってくる(みんな鍵をしめているのに)のか、「村八分」というのが具体的にどういう状態かというと、
たとえば、ツイッターの公開アカウントを持っている「あなた」が、毎週更新を心待ちにする夢小説サイトさんがあるとするじゃないですか。ある日、そこの管理人さんがブログに「ツイッターはじめてみました! サイトのお話の裏話等ものせていこうと思うので、ぜひ仲良くしてくださいね!」って記事をのせるんですよ。それであなたが、ワクワクしながらアカウントを確認すると、鍵がかかっていて、bioのURLには「公開アカウントお断り」って書いてあるわけです。公開アカウントのあなたと素敵な夢小説サイト管理人さんのドキドキ夢小説、完。

鍵を開けていると、フォローすらさせてもらえないんです。非公開だからリストも使えない。つまり外からじゃ何にも分からない。

そして、どうしてそうまで鍵をかけるのに固執していた(している)かっていうと、正直よく分からない…………「ならわし」以上にはっきりした理由を聞けた覚えはない………そんな中で鍵を開けている夢アカウントもあるにはあったし。

多分、「鍵をかけないと」って空気? だったんじゃない……?

又聞きなんですけど、ツイッターが日本のオタク層に流行り始めた時分、特に女性向けジャンルでは、「鍵をかけて『一般の人』に見せないようにしよう」って空気があったりなかったりしたらしいじゃないですか。二次BLCP*3界隈なんかではその空気がなんとなーく、それとなーく抜けていったように思うのですが、夢だけ何故かずっと、2015年ぐらいまでその「隠れよう」的な空気が残り続けていて、今も一部ではそう、っていう感じです。おそらくは。

だからひっそり夢女にとっては、夢絵や夢小説が「RTされて回ってくる」という時点で「奇跡」なんですよ。

伏線撒きつつ次。


ひっそり夢女の思い出その②

ピクシブに夢小説を投稿する者は夢の者にあらず


ピクシブランキング上位に夢小説が入っている今こんなに説得力の薄い一文も無いと思いますが、マジですよこれ。大マジ。逆にこんなに説得力が薄くなる日が来るなんて思わなかった。

ピクシブ夢小説、ピクシブに小説機能ができた当初から投稿されてはいて、ピクシブ百科の記事も2010年時点で存在しているのですが、15年・16年あたりまでは、「夢小説」というジャンルそのものが「マイナー」なんですよ。二次BLCP作品比圧倒的少数派。今ほどの勢いは絶対にない。

おそらくは「隠れなきゃ……」空気に加えて、「夢小説をピクシブに投稿するなんて……」という空気もあったのです。であるならば、それは何故か。


ピクシブに名前変換機能が無いからだよ…………………。(※2020年4月から単語変換が追加されましたヤッター)


「検索避けが無い」も大きいとは思いますが、個人的にこっちのがキャッチーかなと。無いんですよね、名前変換。そして夢女・夢小説の一部にとっては、めちゃくちゃ大事なんですよね、名前変換。

ピクシブでオリジナルネームがバンバコ出てくる夢小説がめちゃくちゃたくさん読める今、こんなに説得力のない言説も無いと思うんですけど、夢小説のある派閥では「名前変換の有無によってのみ夢小説であるか否かが決定される」という「しきたり」があって、これがまあ広く流通していた夢小説の定義のひとつでした。今言われても「はぁ????」だとは思うんですけど、ですけど、それなりに説得力と必然性のあるものだったのです、これ。

実際こういう発言もあったりするんですよ。こちら



の配布PDF21ページ目の二段一行目

夢小説を夢小説たらしめる決定的な要素である名前変換機能がピクシブにはないからね。それにも関わらず、「夢小説」というキーワードで小説を検索すると、一三〇〇〇件を超えている(二〇一三年十二月現在)という不思議な現象が起きている


とのこと。

夢小説愛好家による夢小説考察本にのせられちゃうくらい「13000件もの夢小説」(※すみません投稿当初ここの数字桁ひとつ思いっきり読み間違えていました)がピクシブに投稿されていることは「不思議な現象」だったんです……! そのくらい「名前変換機能のない場所」で夢小説が投稿されるのはあり得ないことだったんです!*4

ちなみに今(2019年)のピクシブで「夢小説」をざっくりキーワード検索してみたら13万件こえてました。13万件。まさかここまで記事にするのにちょうどいい数字とは。

たった6年で「ピクシブ夢小説」に一体何が起こったのか? 詳しくはちょっと待ってね。*5


ひっそり夢女と古代夢小説文明の思い出その③

思い出消費される


タイトル回収ですよ!
夢女がひっそり隠れていると何が起こるのか! 答えはドン! 古代文明黒歴史扱いされます!!!!!!!!

黒歴史扱い」は「隠れさせて……」っておっしゃる夢女子の方でもいくらか覚えがあるんじゃないかと思います。具体的にはこんな感じ。



まずナノ*6ガラケー向けホームページ作成サービスの中でもわりと後発だったはずなので確実に2000年代*7だと思うんですがね。

そういう感じで細かく見てくと、夢小説というよりは「あの頃個人サイト」あるあるじゃない? とか、あれとかそれとかケータイサイトの文化だからやっぱり2000年代のそれも後半の話がかなり入っているよな、とか、このまとめの二年前に流行り始めたジャンル! とか、ケータイサイトで改行使った余白が多かったのは十字キーをカチカチさせることで間を発生させたりだとか画面が小さかったから見切れたり下から徐々にせり出されたりをワンクッション代わりにしていたからで意味が無いようで結構意味があってだな、とか、「お前面白いな」はラブロマンスあるあるというか起源は「高慢と偏見」あたりか「かぐや姫」とかでは? 知らんけど、とか。ケータイサイト・小説絡みは特にめちゃくちゃ細かいところばかり気になってしまうのですが。

もうひとつ例を出すとこれ。



こちらは2016年時点で作られたまとめなんですが、タイトルにはっきり「黒歴史」とついている上、2014年のツイートなんかもまとまっています。しかしどことなく17年のとネタがかぶっているような。

ちなみにこういうのも見つけたりしました。



2010年代頭はどうもこうやって個人サイト文化を「思い出」扱いするのが流行っていたっぽい。

まあ「私も昔はそうだったな〜」とほのぼの見ていられる夢女もいるとは思うんですが、ここでその①を思い出してほしいんですよ。

夢女子って、ツイッターをやってはいても、鍵をかけているアカウントが、めちゃくちゃ多かったんです。おそらくは遡れば遡れぼるほど鍵かけアカウントが多数派です。
そして、あるあるツイートや物真似ツイートが流行ったのはおそらくツイッターがオタク層に広がり始めた2010年代頭。


この……公開アカウントで夢小説やケータイ個人サイトをネタにしているのは……誰……?


ちょっと話がそれるのですが、2015年、刀剣乱舞おそ松さんが一大フィーバーを巻き起こした年にはこんなツイートもされていました。

2019/10/31 0時頃追記: 投稿時にはツイートの引用ができていたのですが、削除されてしまったようなので取り下げました。代わりに、件のツイート(2015年12月28日)へのリアクションと思われるツイートを。


興味がある人は「古代文明 夢 松」や「古代文明 夢小説」をツイッターで検索してみてください。何かあったのはふんわり分かるかと。

追記ここまで。


このへんの人達ときちんと対話したことがあるわけではないので、あくまで推測なんですが、多分、夢小説を平気で「古代文明」と呼ばわったり、黒歴史にしたり、「思い出」にしたりしてしまう人達は、自分達の視界――ツイッターの公開アカウントだとか、ピクシブだとか――に入らなくなったものを、平気で「今はもう無いもの」としてしまえるんだと思うんですよね。そんなことないのに。見えなくなっただけなのに。夢女はただなんとなくツイッターに鍵をかけて、名前変換が無いからピクシブを使えないだけで、あなたのツイートも視界に入るぐらいそばにいたのにね。

ひっそり隠れていた夢女は、存在を無いことにされてしまった。

まとめ

ひっそりしていて何か良かったことがあったかというと、結構難しいです。良く言えば牧歌的で、穏やかでした。ほのぼのしていたし、警戒していた割に「外」から攻撃された覚えはあまりありません。正に隠れ里。(追記: 夢小説は閉じたまま新規はほとんど入らずドンドン人が減ってオンライン故にアーカイブが残ることさえなく外には知られずひっそり滅んでいくのかもしれない……みたいななんともいえない焦燥感はそこはかとなくありました。改めて書き出すと終末感がすごい)
実際外野からネタにされているな〜は今のが感じること多いですね。話者の自認が男ならわざわざ「夢女子」と言わずとも「夢男子」で良くない?(「女子特有のもの」としておかないと何か困ることでもあるの?)とか 夢女子に「なっちゃう」じゃねーよ「なった」なら言ってもいいッ!(「夢女子になる」と何か困ることでもあるの?)とかしょっちゅう感じるし。*8
でも、思い出消費されているな〜現役なんだけどな〜と見ているのはかなりキツかったし、古代文明扱いされたのは真剣にショックでしたね。独り言をバズらせるな世界。*9

だから、隠れたからといって配慮されるとは限らないんです。むしろ見えないからと遠慮なく余計に踏みつけにされる可能性だってある。踏みつけにしたことさえ気付かれない。

隠れるべき、隠れてほしいと、他人に言ってしまう前に、もう少しそのことを考えてもらえたらと、一介の夢女は今日もRTされてくる夢絵を有り難く眺めながら思うのでした。


11/1追記:
記事を書いたそもそもの発端についてメモ追記(どうしてこれを書いたのか忘れてしまいそうなので)

個人的には、Vtuberが公式に立ち絵の使用許諾とって配信をした上「刀剣」と「夢」を並べた配信感想タグをトレンドに入れることよりも、「夢は隠れるべきだから(目立つような真似しないで)」的な発言をおおっぴらにされる方が、よっぽど危機感を覚えるものでした。

上ではかなりソフトに書いたつもりですが、2014年あたりの「夢小説で同人誌を出す(お金をとるorサイトにのせない)」ことさえタブー視されていたように感じる界隈の空気とか、上には書かなかった、2015年に一生分ぐらい聞かされた「夢なんかと一緒にしないで(自分達は攻撃しないで)」とか、本当に、本当にキツかったので。そこに戻りかねない真似は絶対にしないでほしかった。

特に、刀剣は、二次創作に出す審神者バッシングが女審神者バッシングになり、女審神者バッシングがいつの間にか夢バッシングになる、という悲しい悲しい事件があったので、よりにもよってあなた達(刀剣夢女)がそれ言う?????????
が盛大にはみ出しました。隠れて耐えて何か良いことあった? 攻撃されていることに中々気付いてもらえなかった上に叩かれて当然扱いされたようなものだったじゃん!

(突然たとえ話を挟むんだけど、世の中には接点のないCPだってあるんだからCPの片割れが原作にいるかどうか分からないのも些細な問題じゃない? 閑話休題

まあ16年以降刀剣乱舞に触れた人には「何の話?」だろうけど。ピクシブ百科の「刀剣乱夢」とかの地獄みたいに長い編集履歴(特に作成時〜16年あたり)見て察してくれ。これはまた別の話、別のときに話すとしよう。

*1:この記事では夢女あるいは夢女子という表記を使いますが、世には夢男子も夢ねこちゃんも夢壁もいますし、私の性別は好きに変換して読んでくださってかまいません。

*2:個人の感想

*3:二次創作のボーイズラブカップリング

*4:こちらの考察興味深いんですけど「夢小説に名前変換は必須」派閥の方なので、そちらを念頭に置いた上で。

*5:これも書こうと思ったけど入らなかったというか疲れたので追記か別の記事にします。

*6:ケータイ向けのホームページ作成サービス

*7:ガラケーと共にガラケーでホームページを作るのが流行。ケータイ小説だけでなく、オタクの個人サイトもかなりあったはず。fc2なんかのPCサイトやPC向けブログとSNSの間あたりに来るんじゃないかと。今も残っているサービスもあり、スマホ閲覧・編集に対応していたりもします。すごいぜ。

*8:実際「夢女子」という言葉が外に認知され始めたのはわりと最近らしく、ピクシブ百科やニコ百に記事が作られたのはここ数年だったり。このへんの話もそのうち。

*9:削除されてしまったツイートのこと

メル画も夢小説も大好き

メル画も夢小説大好きです。

ついついこの世の地獄案件見ちゃって勝手にひとりで削れちゃった気がするんだけど、自分の心情整理のためにこの件について続きを書くのはなんか違うなぁ、と思うし、うっかり余計な恨み言なんかが出ないとも限らんので全然違うことについて書こうと思います。

メル画も夢小説も大好きです。

オタクってよく「オタクは他人の好きなものについても尊重できる」的な言説を持ち上げたがるし、実際「そういう気持ち」はあるんだろうな、とはよく感じるんですが(主語をでかくしてお送りしています)、一方で人間は「自分のよく知らないもの」について平気で踏みにじりがちでもある(何故ならよく知らないものをうっかり傷付けてしまってもよく知らないから良心が痛まないのだ!)(主語を無限にでかくしてお送りしています)ので、間違っても踏まれないよう、一見さんの海馬にもアツく焼き刻み込むべく、狂気の「私はこれが大好き!」キャンペーンをしようと思います。

メル画も夢小説も大好きです。

あくまで私はですが、よく知らない人・ものであっても、それを「大好き!」と語っている文章を読んでいるとなんだか楽しくなることがままあるので、それを真似してみようというわけです。というかこのブログのテーマでもあるんですよね、多分。前に投稿した記事を読み返すとどうもなるべく「ポジティブ」な面から攻めようとしているっぽい。それでパワーに欠けてる感も否めないんですけど。だから今回はゴリ押し物量作戦で構成もクソも改行もなくダラダラ書き連ねようと思います。空白に挟まれた各一行だけでも見ていってね。この記事こそ「好きな夢小説の話」の「本編」なのかもしれない。というわけでいってみよう。(ここまで前置き)

メル画も夢小説も大好きです。

私は、メル画も夢小説も大好きなんです。

より正確に言うのなら、メル画は昔の方が「より大好き」で、今は特に探しに行ったりはしないけどたまーにめちゃめちゃ好きだったやつがまだあるか確認しにいったり、メル画という「文化」に思いを馳せて感謝を捧げている、という感じです。

メル画も夢小説も大好きです。

夢小説の方は俄然現役。読むし書くし>>>個人サイト<<<もあるよ。>>>検索避け<<<しているからここでは紹介しないけど。(後で詳しく書くけど普通に色々怖いし)SNSでも投げてみたり探してみたりするけど、まあまだサイトがメインですかね私は。個人サイト大好き。

メル画も夢小説も大好きです。

メル画、今となっては「概念」の方を愛してしまっているので、具体的にメル画のどこが好きとか、何がそんなに良かったのか、なんではまってしまったのかはよく分からないんですけど。多分、夢小説の方がたまに仰る「はじめてポップアップで『あなたの名前は?』と聞かれた衝撃が忘れられない」というのが、私にとっては「メル画」そのものだったのだと思います。

メル画も夢小説も大好きです。

私がインターネットにはじめて触ったのは確か○学生の時のパソコンの授業?(インターネットとかタイピングとかパワポとかペイントとか一通りふんわり触るふんわりした授業だった気がする)で、それからわりとすぐ、その頃はまだここまで使うのが当たり前になるとは思わなかった「検索窓」に、ちょっとおっかなびっくり「読んでる漫画名 画像」って入れていたように思います。

メル画も夢小説も大好きです。

なんでそんな漠然とした検索をしていたかって、多分その時はなんか「検索すると画像が出てくる」っていうことそれ自体が面白かったんですよね。インターネットに触るのはじめてなので。あと他に特に見たいものなかった。犬と猫は近所にいたし。友達からこっそり貸してもらってめちゃめちゃドキドキしながら読んでた漫画だったし。自分はその時まだ原作を持っていなかったし。(このすぐ後に全巻揃えることになるんだけど)

メル画も夢小説も大好きです。

で、そういう漠然とした検索って、お察しの通り、最初の方は原作の写真撮ったのとかスキャナーで読み込んだようなのとか、あとは商品画像とか、まあ「無難」というか、見てすぐ「何」なのかはじめてでも分かるようなのがヒットするんですけど、2ページ3ページと進めていくと、段々違うようなのがかかってくるんですよね。公式で見たことのないカラー絵(誰かが加工したやつ)とか、公式とは違う絵柄のイラスト(ファンアート)とか。そんな中に、当時は、メル画が紛れ込んでいたのです。確かこんな風にして、私はメル画と出会ったはずです。多分。(記憶があやふや)

メル画も夢小説も大好きです。

まーーーーなんだか分からなかったし、びっくりもしますよね。メル画って、大体は原作の画像を薄っすら白っぽく半透明にしたのを背景にして、所謂ガラケー時代の典型的な、メールが再現されているんですよ。

手っ取り早く例を出すとこんなの(フリーフォトストックサイトの画像ともじまるで自作しました)

f:id:hmhmhkr:20180612030151j:plain

メル画も夢小説も大好きです。

これがものっっっっそい衝撃だったんですよね。おそらく。私の明らかにやる気のない例だとファーストコンタクトのインパクトが上手く伝わらないかもしれない(正直できた瞬間だめだなこれと思ったけどわざわざこれを作り直すのは面倒だったごめん)のですが、まず「メールを画像にする」って発想が「何?」だったし、しかもその背景は大好きな漫画の大好きなキャラクターのめちゃカッコイイイラストなんですよ。そして、しかも、そのメールの本文が「キャラから『わたし』へのメッセージ」なんですよっ……!

メル画も夢小説も大好きです。

これを幼気な○学生が何も知らず突然ぶつけられたショックを想像してみてください。恋。恋ですよ。恋。「これを『見る』ことはすなわち、『キャラクターが私にメールをくれた』ことになるのだ」ということを幼い私はきっと、「魂」で理解したのだと思います。まあ普通に何が何だか分からず「こういうことをよく知っていそうな友達」に聞いたのかもしれませんが。この辺の時系列が特に曖昧ですね。何せn年前ことなのでね。ごめん。でもわりとすんなり「受け入れた」ことは確かだから。

メル画も夢小説も大好きです。

それからしばらくメル画にどっっっっっぷりはまって、家の方で共用パソコンの使用が解禁されたのもあって、めっっっっっちゃ漁りましたね。今思うとよく共用パソコンで「保存」できたなって感じなんですけど。幼さってほんとに怖い。メル画って時たま揶揄されるように、メールなのに会話文になっちゃってるのもあるし、いやキャラ違うだろってのもあるんですけど、ぶっちゃけまあそれって他のどの二次にも言えることだと思うんですよね。スタンスと趣味の違い。で、他のどの二次にも言えるように、メル画にも時たますっごく自分の趣味にあうのとか、すっごくうまいのとかあるんですよね。本当の本当に、キャラからメールだ!って思わせてくれるようなのが。この世界感だとそもそもメールないだろとかもぶっ飛ばしてくれるようなのが。あったんです。あるんです。当時の私は、そういうのを当時の私なりの好みで、探して集めていたんだと思います。今でもそうだけど、二次での新ジャンルはまりたて漁り放題って、すんごく楽しいんだよね。すんごく楽しかったんだと思う。すんごく楽しんだ。

メル画も夢小説も大好きです。

けれど、そのうちに、私は自然にメル画を離れました。飽きた、のもあるかもしれないけど、新しい、とんでもない「衝撃」に出会ったんです。それは勿論、「夢小説」でした。

メル画も夢小説も大好きです。

メル画置いているサイト(メル画漁り始めてから個人のサイトやブログも認識できるようになった)が夢小説も置いていたのか、検索窓に「漫画の名前」を入れたときに「夢小説」もサジェストされるのが気になって詳しそうな友達に聞いたのか、やっぱり時系列が曖昧なんですが、とにかく出会ったんです。そしてまたもやハマりました。インターネット初心者チョロいな。マジでツイッター登場とピクシブ台頭がネサフ書き込みはじめてしばらく経ってからで良かった。それでも何度かやらかしたけど。

メル画も夢小説も大好きです。

私がはじめて触れた夢小説って、確か、「名前変換」がないものだったんですよね。その当時おそらく全盛期だった某ブログサービスで場所を借りて書かれたもので、夢主(あるいはヒロイン)(厳密には違う(この辺面倒だから極力触りたくない)んですが、作者オリジナルのキャラクターのようなものだと思ってくださいとりあえず)の名前が固定されていて、小説の中に当然のように存在して、当然のように原作キャラクターと絡むんですよね。当然といってもそういうブログは大体は「夢主紹介ページ」なるものがあったんですが。っていうか書いていたら走馬灯のように思い出してきた、まだストーリーライン覚えている自分が怖い。

メル画も夢小説も大好きです。

その頃の私にとって「夢小説」って、誰かの考えたオリキャラが、自分の大好きなキャラクター、世界観で紡ぐ、「新しいお話」が読める、魔法のツールだったんです。確か、「原作とは別の、違った、新しいお話がたくさん読める」ということに重点を置いていた気がします。ブログの作り方だのサイトの作り方だのよく分かっちゃいなかったし怖かったし(というか自分のメールアドレスがなくてどうしようもなかったような)読み専の期間がしばらくあった……はず。まだまだ真面目に活字中毒していたし、まだそんなに文章の好みってなかったから、とにかく「お話」が読めることが面白くて読み漁っていたように思います。最初の最初に名前変換に出会わなかったばっかりにメル画から入ったのにこうだよ。おかげさまで一時期自分の夢女子プロフィールが迷子になったりもするんですが、それはまた別のお話。別のときに話すとしよう。

メル画も夢小説も大好きです。

これまた時系列あやふやなんですが、しばらくして、そのうちに、掲示板に自作の夢小説を投稿してみたり、(そういう夢好きが無邪気にキャッキャッする掲示板があった。今でも残ってはいるのかも?)ついに自分の端末(ガラケー)を手に入れて、自分のサイト(所謂ケータイサイト)を作ってみたりしたわけです。オリジナルの小説を書く趣味もやっぱり○学生の頃からあったのでね、結構すぐ書く方にいったんだと思います。でもサイト持つ前にノートに書き溜めたり掲示板投稿したりしたかがあやふや……。とにかく書くようになりました。あとはじめて作ったサイトがサイトを教えていなかったはずのクラスメイトに速攻身バレして閉鎖したのはよく覚えてる。これからクラスメイトの一部に内緒でホムペ作ったり(今はホムペは作らないかなー……)SNSのアカウント取得したりする予定のみんなは共通の友人との相互リンクや相互フォローにはくれぐれも気をつけてね。閑話休題

メル画も夢小説も大好きです。

この自サイトでもお邪魔して、本格的に突っ込んでいった「ガラケー閲覧前提夢小説サイト文化」がめちゃめちゃ楽しかったし、私の「魂」に根を下ろしているように感じます。魂持ち出すの二回目だよ。はい。

メル画も夢小説も大好きです。

私は上でも書いたように「ブログ」から夢小説の世界に入ったんですが、なんかこう、どうやったのかよく覚えてないんですけど、どうにかこうにかこう、PCの夢小説サイトにもたどり着いて、そういうとこもいくつか見ていたんですよね。オルゴール鳴るのとか背景に半透明の写真置くのとかも微妙にかじっている。ケータイサイトを見るようになってからも、PCのお気に入りのサイトはチェックしていたと思うんですが、まあ共用パソコンで居心地があれですし、ケータイの通信料金をパケット制限なしプランにしてもらったあたりから、歯止めがきかなくなります。際限なく夢小説読み漁りました。読んで読んで読みまくりました。今ではもう絶対真似できない(体力がない)んですけど、二桁〜三桁単位のサイトの更新チェックとかもわりと日常的にやっていたと思います。ビバ・ケータイサイト全盛期。SNS前の活字飢えって怖いというかすごいね。今はツイッター見てるだけで終わるよ。虚しい。

メル画も夢小説も大好きです。

当時ってほんともうめちゃめちゃケータイサイト多かったんですよね。フォレストからエムペ系列、ナノへの過渡期ぐらいが多分一番真面目に(?)夢小説読んでいたんですけど、そのぐらいってピクシブツイッターもないことはないけど、まあそこそこ、って感じで。サイト管理人がプロフィールにツイッターのリンクを貼って以降サイトの更新が止まる、ってこともまだあんまり無かったんですよね。(このあとそういうことがボコボコ起こります)

メル画も夢小説も大好きです。

私は個人サイトデビューがあれだったので、その後も何度か移転を繰り返し、なんやかんやあって今はPCサイトに落ち着いているんですけど、「ケータイサイト」って、なんかもうそれだけでめちゃめちゃ愛しいんですよね。一番思い出深いし青春だったから。今となっては広告だらけで見る影もないですが、昔は無広告のところって結構多くてシンプルなデザインがめちゃめちゃ映えたんですよ。今でもそういうサイトさん見かけるとときめきます。好きです。

メル画も夢小説も大好きです。

夢小説の「何」が特に好きかって、よく分かんないですけど、好きなんですよ。個人サイト、特にケータイサイトに特有の、夢小説らしい、ふんわりした文体だとか、夢小説らしい展開っていうのはまああって。そういうのも好きなんですけど、それだけじゃないというか、最近はとにかく個人サイト見るのが好きなんですよね。これは単に一回SNS行っちゃったからノスタルジー的なあれもあるのかもしれないんですけど。SNSメイン無理だと思って出戻りした節ある。それはそれとして個人サイト大好き。まだ無限に永遠に見ていたい。これ以上無くならないで…………。

メル画も夢小説も大好きです。

なんかここまでほぼ思い出話しかしてないですけど、とにかく好きだったんですよ。好きなんです。二次創作の楽しみと喜びのベースの大体は夢小説で培ってきたんです。大切なんです。この気持ちはものは違えどわりと人類共通だと思いたい。(主語をでかくしてお送りしています)

メル画も夢小説も大好きです。

やっぱりもっと具体的な夢小説の好きなところ、「好きな夢小説の話」はまたの機会にしようと思います。上で伏線はった自サイトの取り扱いの話も面倒になったから今度にする。

メル画も夢小説も大好きです。

大好きなんだよ。



オマケの追記(2018/6/13)

いくら例とはいえメル画の例があれなのはやっぱりよくないのではと思い、もうちょい真面目なメル画らしいメル画(?)を作ってみようとしたんですけど、ろくなネタが浮かばず、私はメル画を作らない方がいいということがはっきりしただけでした。でも真面目度は最初に上げたやつよりはマシなはずなので上げておきます。

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メル画と夢小説を真面目にめちゃめちゃ好きな人がこの世界のどこかにいるということだけでも、頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。

「夢女子になっちゃう!」と心の中で思ったならその時既に行動は終わっていようぜ

うっかり忘れかけるぐらい放置しちゃったし、未だにこのブログの使い方が定まらないんだけど、とりあえずこのへんのことは一度書いておいた(変わったらまたあとから新しく書くなり)方がいいんじゃ、と思ったので書いてみる。



いや「なっちゃう!」とか言ってる暇あるならむしろ「なろう」よ。言うだけなら帰ってくれ遊びじゃないんだぜ。みたいな話。


私は、二次創作の「夢小説・夢絵」(以下その他の「夢なんとか」もまとめて「夢」)が、CPとかモブとかオールキャラとかソロとか……とにかく「他のありとあらゆる二次創作」と同じぐらい、多くの人に気軽に書(描)かれる、「表現の手法として常に選択肢のひとつに入っている」、そういう、「みんな」にとって気安い存在になってくれたらいいなぁ、と、わりと真剣に思っている。

2015年ぐらいから、オープンなインターネット、ピクシブツイッターの鍵のついてないアカウント、それも特にプロフィールに「夢」の文字がないものの発言なんかで、よく「夢」が話題に上げられているのを見るようになってきたけれど、正直、まだ、「面白がられているだけなんじゃ」という不安が拭えない。


これまで、「夢」はその界隈外で言及される機会自体がすくなかった。「夢小説」は「名前変換」という特性上どうしても個人サイト(名前変換のある場所)から離れられなかったからだ。

(あるいは近い機能のあるサイトにいくってのもあるにはあったけど、サイトごとに大分雰囲気は違うし、ここでは主に私が見ていた個人サイト中心の「夢」に話を限らせてもらう)

個人サイトに残ったためか、古より伝わる同人女暗黙のルールである「検索避け」もどうやら他よりしっかり残ったようで、ツイッターに進出しているとしても、アカウントに鍵をかけている「夢」の民は多い。だから、主な活動の場をSNSに移したオタクたちから、「夢」の民は長らく認識されていなかったように思う。(元は同じところにいたとしても)


それが、とあるジャンルの流行から一変、そのジャンルにまつわる「夢のようなそうでないような、人によっては夢とするけど、人によっては夢としない」創作が流行り、「夢」という概念や言葉もよく人々の口に上るようになった。これが2015年のこと。

この時、久々に表舞台(検索避けのないところ)に大っぴらに出てきた「夢」にかけられた言葉が、どうしても忘れられない。

(キッカケとはいえあまりにもあまりな出来事だから詳しく書きたくないんだけど「2015年の(女性向け)大ジャンル」だけで察しついた人は多分それであってる)

ここからまた別の流行やジャンルを経て、「夢」界隈の中でもどうやら、もう少し大っぴらに、楽しく、「夢」をやってもいいのでは的な風潮が広がっていくようで、オールジャンル「夢」ジャンルの物理本のプチオンリーが開かれたりなんやりもして、多分今、「夢」はSNSに創作の場が移ってから一番盛り上がってる。


そうして、この流れ(「夢」が大っぴらになった)と関連してか、「夢女子になっちゃう」(あるいは「夢女子じゃないけど云々(夢的なツイート)」)という言い回しをここ最近(半年ぐらいかもっと前? とにかく17年入ってからの気がする)よく見るようになった、と思う。

一見、というか2015年に情け容赦なくかけられた言葉に比べればかなりマシ、どころか素敵にさえ思える、のだけど。ひとつツッコミをいれるとするなら、


いや……じゃあ、なればいいじゃん?


むしろなれない理由がなくない?

「なっちゃう(もうなってる)」っていう即オチ二コマ的なネタなのかもしれないんだけど(だったら空気が読めなくてごめん)、これを言う人は大体プロフィールに「夢」の文字はない。(人のホーム見るのが趣味でごめん)


そこまで言うなら、

なろうよ、夢女子。

なれるよ、夢女子。


私自身の話をするなら、私は気がついた時には夢女子だったし夢小説を読んでいたし書いていた。やめようと思って実際やめた(ブックマークを全部消して自分のサイトも畳んだ)こともあるけど、大体一週間で帰ってきてしまった。

「夢女子になる前」に「なっちゃう」とわざわざ宣言する余裕はどこから発生しているんだ。

っていう不思議さと、「2015年のトラウマ」とあって、歓迎すべき言葉だろうに、どうしても、素直に受け取れない。

ふざけて、ネタとして、言ってるだけで、実際に夢小説や夢絵を書いたり読んだり萌えたりするつもりは毛頭ないのでは? とも、ちらっと考えてしまう。

(これで本当に「まあ面白がってるだけだよ」とかえされてしまうのはとても寂しい)
(というかだとしたら他人の「大好き」を堂々と開き直って物笑いの種にするなよお行儀が悪いな)

どうにかして、私はこの「面白がられているだけかもしれない(誰も真面目に夢をやろうとはしていないのかもしれない)」という「不安」を拭ってしまって、「夢」という言葉をみんなが衒いなく発する世界を無邪気に楽しんで愛したいと思う。


夢女子。わざわざ構えるほど難しいものではないと思うし、よくわからないなら目の前の四角い箱で検索してもらえれば「参考資料」はいくらでも出てくる(検索避け文化だからこそ検索引っかかるとこに何か残しとこうという人はまあまあいる)よ。


だからどうか気軽に、こちらに来て一緒に遊んでおくれ。


怖くないよ。


多分。

【情報ゆるく募集】「影夢主」という言葉を知っていますか?【啓蒙サイトがあったはず】

何年か前、確かケータイサイト(ナノではない、フォレストかエムぺだった気がする)で「影夢主」「影ヒロイン」という言葉を広めている同盟サイトというか……提言サイトというか……そういうものがあったと思うんですが、覚えのある方いませんかね?

 

検索で出てくる、リンクが生きている範囲で調べてみたところ、「影夢主=自己投影前提ではないオリキャラ夢主」という主張で使っている同盟サイトは出てきたんですが、

そうではなくて、

夢主(夢小説の主人公)を「本編主人公(というほど主張が激しいわけではない、みたいなニュアンスだった気がする)ではないが、影の主人公的な存在」としてはどうか(オリキャラ夢主に限らなかった気がする……)

と、提案のようなものをしているサイトがあったと思うんですが……

 

ツイッターの鍵かけアカウント内でフォロワーさんに聞いてみたところ

  • 知らない(フォロワーのほとんど)
  • 「影夢主=影の主人公」知ってる
  • オリキャラ過激派主張としてなら知ってる

という感じでして。証言が少ない。はっきりしない。聞く私が鍵だしどうも局地的に使われていた言葉っぽいので仕方ないんですけど。

 

「そういうサイトがあったからどうだ」と何かに使いたいわけでもないし、緊急でもどうしてもお願いというわけでもないんですが、「あった気がするんだけどな~」「はじめから過激派じゃなかったと思うんだけどな~」と気になってしまったからもう気になるし、「確かにあったよ!」という一言だけでもいいので、よかったら、何か知っていれば教えてくださいな。

  

追記:

「知らない」という人が多くてもしや集団幻覚だったか?という気もしちゃうので「あったよ!」という一言でも……よかったら……。

 

追記2:

そんなサイト書いた人の気のせいでなかった場合なかった証明できないね……。永遠にぼんやり募集し続けることになるね……。

 

追記3:

覚えている限りの「影夢主啓蒙サイト」の特徴(気のせい混じってて違うとこもあるかも)

  • 主張対象を「オリキャラ夢主」に限ってなかった気がする(オリキャラ主張するためのサイトじゃなかった気がする)
  • わりあい画像とかあるサイトデザインだった気がする
  • 同じ管理人さんが似たような啓蒙サイトを他にいくつかやっていた気がする
  • 「影夢主」(「影ヒロイン」「影主人公」)という言葉の解説が主な目的のサイトだった気がする
  • 「原作に書かれてはいないけど裏で実はこういうことがあってその時活躍していたのがこの夢主なんです」みたいな感じだった……気がする……

ちなみに探している人がその「影夢主同盟(同盟だったかも記憶が怪しい)」を知った時に主に見ていたジャンルはWJ系だったと思うんですがなんかどんどん自信なくなってきた……。